問題の発見・解決策のご提案

(1)問題発見
「間違った問題に対する正しい答えほど、実りがないだけでなく害をあたえるものはない」(ピーター・ドラッカー)

「企業は解決すべき問題の集合体」と言われています。思いつきや、目に見える事象だけから問題を見つけようとしても、表面的な問題を部分的にしか見つける事はできません。企業・組織・業務のあるべき姿を診断によって明らかにし、問題を正しく捉えます。

(2)問題解決
問題を正しく捉えた後、問題の原因分析を行います。論理的に納得性のある原因を見つけ、具体的で実行可能な解決策を考えていきます。解決策を行動計画に落とし込み、解決策の実現性を高めていきます。

計画策定・仕組みづくり

(1)経営計画の必要性
売上げや利益の目標数値を掲げるだけでは、目標達成は不可能です。目標数値は行動した結果によってのみ達成されます。目標数値と行動計画が連動する経営計画を作成します。計画は作ってからがスタートになります。目標が達成できるよう、計画期間中の伴走支援も行います。

(2)仕組みづくり(PDCAサイクル)
計画の実行に当たっては、PDCAサイクルを回していくことが不可欠です。PDCAサイクルは、経営管理手法のひとつで、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(確認)→ Action(改善)の4段階を繰り返していくことで、目標達成や業務改善に成果を上げることができます。
企業において行われるすべての業務について、PDCAが機能している必要がありますが、実際は部分的にしか行われておらず、そのこと自体が問題であったり、あるいは他の問題の原因にもなっています。
企業の現状の業務フローをPDCAの観点から検討し、企業に合った業務の仕組みをご提案します。

人財育成

業務の仕組みを実際に動かしていくのは人になります。事業発展のためには、定められたやり方を守ることは当然として、問題が生じたときに指示を待つことなく、解決に向けて能動的に動ける人財、仕組みをより良く改善できる人財が必要です。
組織にとって有用な人財は、以下の三点を基礎として育成されていきます。
 ①目的・目標の共有・理解
 ②積極的な貢献意欲の醸成
 ③組織内コミュニケーションの充実

 

進め方

上記を進めるにあたっては、プロセスを重視しています。調査分析によって明らかにした企業の強みを活かしながら、経営改善のための課題とその解決策を、経営者の皆様に気づきを感じていただきながら支援していきます。
計画作成を通して、経営者の皆様のマネジメント能力、従業員のモチベーション向上につながる経営支援を行います。
支援にあたっては、公的機関の専門家派遣制度を活用し、企業負担を軽減していきます。

 

【製造業の診断】

(1)現場診断
1.IE、QC手法を用いて、工場の現状を定量的に把握・分析し、問題点を洗いだします。活用手法⇒工程分析、動作分析、時間分析、稼働分析、運搬分析、レイアウト分析、ライン・バランス分析
2.工場内の業務フローを整理し、業務フロー上の問題点を洗い出します。
3.原価分析を行い、1個当たりの製品原価(個別原価)を計算します。限界利益を算出し、工場全体の損益を明らかにします。
4.5Sの取組状況を確認し、自律的に改善できる組織づくりへつなげていきます。
5.営業部門、管理部門の業務分析も行い、全社的な問題点を明らかにします。
6.問題の原因分析を行い、真因を明らかにします。

(2)戦略策定
1.経営理念の確認、経営ビジョン、経営目標の設定を行います。
2.企業を取り巻く外部環境、診断で明らかになった内部環境を整理します。
3.
SWOT分析、クロスSWOT分析を行い戦略オプションを立案します。
4.戦略オプションを適切に評価し、最適な戦略策定を行います。
5.戦略遂行上の課題を明らかにし、具体的な解決策を提案します。
6.解決策の優先順位を決めるとともに、行動計画に落とし込みます。
7.行動計画の実行支援を行います。